竹切り物語
2012年 08月 15日
竹取物語は有名な話です。
「竹取りの翁が竹を取りに行くと光る竹をみつけて・・・。」
というくだりですね。
竹は取るというより、竹は切るもののようです。
今回は夏の時期の竹の畑の作業、「竹切り作業」の風景を取材させてもらいました。
平成24年8月13日の夕方、大原野の竹藪。
今時はのこぎりでなく、小型チェーンソウであっという間に切られます。
まずは根元から切り始めます。このとき、2方向から刃を入れます。
切られた竹は平成18年に生えた竹。6年前にでたものです。
来年になると7年目になり、竹の子をださない竹になるので、切ってゆくのだそうです。
「お疲れさまでした竹さん。」と手を合わせる。
大きな竹を切る場合は二人がかりで行います。まずは竹にロープかける。
倒す方向に紐をひき、根元から切り出します。
切り倒され竹は二つに切りだします。
さらに枝だ笹をなたで切り取ります。
慣れている作業なので、早いこと早いこと。
バツバツとリズムよく、刈り取られる枝だ笹。
切り出された竹は燃やすそうです。なにかに利用できないかな。
暑い夏の夕刻、竹切り作業を終えた竹林農家は汗びしょになりながら竹を運びだされていました。
暑い中お疲れさまでした。
撮影している私はやぶ蚊にさされ、えらい目にあいました。
これにて取材も撮影も藪入り(?)となりました。
莞鳴