美味しい竹の子は天地人の恵み
2013年 04月 21日
「美味しいものには理由(わけ)がある。」という言葉があるが、
美味しい竹の子が採れるには理由はあるのだろうか?
大原野・大枝の周辺の竹藪を巡り、出た結論は
「天地人の3拍子!!」
天・・・・天候や気候の条件
地・・・・地形や土壌・土質
人・・・・代々継承された農法と愛情とプライド
この3つの要素が重なり合い、生まれた竹の子は格別なのだと感じます。
これらの要素を例えるなら、ワイjンでいうところのテロワール(生育環境)ですね。
自然に良いワインのブドウができないように竹の子も自然だけではダメです。
同じ地域でも土壌が違うと竹の子の味もちがいます。
また、逆に人間の力だけでもダメなんです。雨が少ないと・・・。
昨日降った雨は竹の子農家の方にはまさに天の恵みでした。
そろそろ降って欲しいと思っていたところでした。
この雨で、乾いていた土に雨が沁みこみ、竹の地下茎が土の養分と水分を吸収して、
さらに竹の子をたくさん産んでくれます。
自然と土地と人の融合された天地人 この三要素があり、美味しい竹の子が存在するのです。
まさに貴重な存在なのです。
是非、この自然と人の営みの融合を世界遺産にするべきと思います。
竹の子大使 莞鳴