朝掘り竹の子の反対は〇堀り竹の子?
2023年 04月 11日
朝掘りの竹の子の初セリが京都中央卸売市場で。昨日の4月10日月曜日から始まった。
高値は1キロ当たり1万円以上の落値がついたという。
朝掘りの竹の子はまさに竹の子界のプリンセスなのである。
さて、朝掘りの反対語はご存知でしょうか?
朝なので夜掘り?それは盗人や獣のやること。
農業関係者は朝掘りに対して宵掘り(よいぼり)という。
宵の口とか祭りの宵山(よいやま)などと使用される言葉。なんとも風情のある農業用語である。
宵(よい)、夜の始まり、つまり夕方ごろまでに出荷するものは宵掘りの竹の子となる。
宵掘りの竹の子だと値段も半分以下にさがることもある。
???
朝掘りの竹の子はなんでそんなに高いの?と思われる貴方。
まず、なぜ竹の子は朝掘りをするのか?別に竹の子は魚などの動物のように動きまわるワケではない。
朝でも昼でも夕方でも夜でも逃げたり時間ごとに移動したりしませんよ。
それなのに朝掘りすることの大切さとは?
それは竹の子の育成のメカニズム(?)と深い関係があるのである。
人間や動物や昆虫には目がありますが、野菜など植物には芽があっても視覚などの機能を司る目は持っていません。
しかし、植物には光を感じるセンサーのような触覚を持ち合わせている。
光は周波数のように波の波動でその種類が別れる。植物はその触覚で波動から自然、そう光や太陽の動きを読むことができるのである。
当然、竹の子にも同様に光センサーのスペックが備わっている。
そして、土の中にいてもそのセンサーは超敏感肌の如く、地上から差し込む光の波動を分析しているのである。
ある意味、植物である竹の子は人間様より高次元の能力を内包しているのである事を諸君は忘れがちであるが。
朝の薄暗い時間帯に地上から土の中へ差し込むオレンジ色の周波数の長い波動の光をセンサーで感じる竹の子は
その成長するべきタイミングを今か今かと待っているのである。
今日こそは世に出でて、既に独り立ちしている先輩竹を並び追い越すが如く、その内部に栄養素をたっぷりと蓄えて弾けんばかりの状態で
待機しているワケである。
その状態の竹の子が一番良いものであることは察しの良い賢明な読者ならわかるであろう。
この待機している地上に出ようとする竹の子は驚異的な成長のための内包エネルギーをマックスレベルまで持っている。
対する農業の掘り手はそのスーパーレベルの竹の子を掘るため暗いうちから竹林に赴き、土から出るまさに直前に鍬で仕留め、それを朝掘りをするワケである。
農業の竹の子関係者は150年以上もその自然の摂理を先祖から無言で教えられ、朝掘りをされいるのである。
まさに日本の竹文化の真髄ここに極まりの話である。(文化庁の方は耳の穴をよーくかっぽじいて(?)お聴きください。)
なので、土から出でたあとの地上にでて竹を目指す竹の子はいくら早朝に出荷されても、誠の意味では朝掘りの称号に及ばず、
今いでんと欲する自然の恵みを含んだ竹の子こそが、朝掘り竹の子として竹の子界のキングとなるワケである。
また、その朝掘りの竹の子をそのままにせず、直後に湯がきその代謝を留めることが調理の真理でもあることも後学のために付け加える。
そろそろ竹の子が湯がき上がるので、このあたりでお暇します。
ではまた。
莞鳴&CHATGPT