お盆の行事にも竹
2011年 08月 14日
お盆の時期。
京都の五山の送り火は皆さんよくご存知だと思います。
ご先祖さまがお帰りになるためお見送りに火をともすのです。
さて、この時期よく耳にするが、御招霊(おしょうらい)という行事。意味をいえといわれれば、
困惑する方もおられます。
こちらは ご先祖さまがお越しになるときに暗いのでお迎えの為に火をたくこと。
地方によって違いますが、若い青年が火をともした松明をもって村の入り口にお迎えにいく習慣があるそうです。
この松明の枝の部分に孟宗竹が使われるそうです。
背丈の1.3から1.5倍の長さの竹に稲わらや麦わら、杉などを付け火をともし、
それを振り回しながら火を消さずに練り歩く地元の青年たち。
青年の精悍さがみなぎってきそうです。
いまでたとえると、甲子園球児のようなものでしょうか?
御招霊。この時期には若者の活躍する行事があったのです。
若者の迎え火に気を良くしてご先祖さまが帰ってこられていることでしょう。
合掌
莞鳴