日本に唯一の虎斑竹
2011年 11月 05日
土佐の高知には坂本龍馬先生だけでなく、
貴重な竹がある。
高知の須崎市安和のわずかな谷あいの竹やぶにしかできないもので、
竹の表面が虎の皮状になっているので虎斑竹(とらふだけ)と呼ばれる。
その特殊な文様は江戸や上方の数寄者に貴重がられ、
江戸時代に土佐藩の山内家が秘密にしておいた場所で、明治まで生息場所を知るものは
高知でもごくわずかだったといわれる。
その竹を他の場所に移植しても、同じような虎の文様柄ができず、その場所にしか取れない。
現代科学でもその竹の文様が何故でそのエリアだけにできるか解明されていない、
神秘的な場所であり、竹なのだそうだ。
あまりの貴重さに世界からも注目され、イギリスのBBC放送が取材に来て、
ミラクルバンブーと賞されたそうだ。
今回は うお嘉の常務と若女将が現地に乗り込み、虎斑竹を扱う、「竹虎」の四代目社長に山岸義浩氏にお願いして、
その貴重な虎斑竹の育つ山に入らしていただき、竹製品になるまでの工場を見学させて頂いたおりの貴重な写真を掲載した。
竹の持つ 不思議な魅力には今の現代科学でも解明できない事実を知り、
ますます竹について知りたくなった。
そして、日本人が忘れていた竹との関係をもう一度知りたくなった。
取材協力頂いた竹虎さんのHP(楽しくて、とても勉強になります。おすすめします)
http://www.taketora.co.jp/taketora/ta0002.html?grid=top_gNavi
莞鳴