葵祭りと名残りのたけのこ
2012年 05月 07日
新緑の麗しき京、
5月15日は葵祭りの日である。
すでに暦では初夏となる。
たけこの時期としては盛りをすでに過ぎたころだが、
このころにでる竹の子を「名残りのたけのこ」と呼ぶそうだ。
すでに新若竹がグングン育ち、子から青年へと育つが如く、
青々としている。
地下から春を忘れていたように「名残りのたけのこ」がでる。
少々、繊維質が勝つが、決して固くない。
地温はすでに初夏だから、竹にとっては好条件で、たけのこもすぐに大きくなる。
成長に必要なチロシンも充分に含み、滋養にも良い「名残りのたけのこ」。
今春ももう一度、味わおうかと思う。 莞鳴