竹と父の日
2012年 06月 17日
京都も梅雨入りしました。
おでかけや洗濯にはいい季節ではありませんが、
梅雨は竹にとっては嬉しい季節のようです。
春にそだった若竹も一人前に成長して、先輩竹の仲間入りして、緑の笹で光合成します。
今まで地下茎から助けてもらっていたすねかじりな若竹が今度は自立して、
親である地下茎に栄養を送り返すわけです。
今日は父の日だそうですが、竹もいままで育ててもらった恩を
返すがごとく笹を青々とさせているようです。
竹にとって梅雨の雨がなによりの恵みとなります。
余談ですが梅雨や雨季のない地域には孟宗竹は群生しないようです。
東北や北海道には熊笹は多くみられますが、孟宗竹が鑑賞用にしかみられません。
気温だけでなく、まとまった雨も孟宗竹には必要のでしょう。
莞鳴