たけのこをめぐる冒険 その4
2012年 11月 24日
丸大鉄工さんをめざして、カーナビをたよりに自家用車で向かった。
浜松にはたくさんの高速道路のICがあるが浜松ICが一番近い。
気まぐれで新東名高速にのったため、浜松北ICで降りることになった。
とんだ遠まわりとなってしまった。
最初、竹やぶが周辺にある山手をイメージしてみたが、閑静な住宅街に丸大鉄工さんはあった。
車を降りると、工場らしき場所に声かけると返事がない。反対の淡竹屋と看板のでてる店舗に声をかけると
2階に通された。その途中、大きなバギーが吊るされていた。あとできいたはなしだが、この丸大鉄工の社長は車好きで、このバギーは自らで製造し、地元の砂浜を駆け巡っていたそうだ。
さすが、静岡だなと思った。
バギーをまじまじみていると2階の事務所らしいところから、横越先生の研究室でみせてもらった写真に写っていたマイク真木似のおじさんが登場した。
社長の大石 誠一さんとの出会いだった。
大石さんはとても気さくなかたであった。海のものとも山のもともわからぬものにザックバランにいろいろな話をしていただいた。
話をきりだしたとき、私は目にとまった展示バギーの話をしたのだが、なんとこのバギーが大石さんの原点であり、
竹の粉製造機開発と深くつながっていた。わたしと同行した若女将は大石さんの話に聞き入った。
バギーや車の運転が若いころから大好きだったことや改良につぐ、改良で部品を世界中からさがしたり、カスタムしたり、最後は自分でつくったりしたことなど。
その際に外国の部品や車好きと友達になった話やヨーロッパを奥さんとレンタカーで旅行した経験談など。
竹の粉と結びつかないようだが、実はこの大石さんの独創的で型破りな経験やライフスタイルが、竹の粉製造機誕生に大きくかかわっていた。
(つづく)