今春の竹の子をふりかえり
2013年 06月 14日
今年は4、5月の天候は不順だったので、竹の子の出荷量が例年と大きく違った。
気温の寒さと雨の降るタイミングが影響してだろうか、例年の3分の1や5分の1の出荷量だとおしゃる農家がほとんどだった。
とくに4月20日~27日まで出荷量が本当にすくなく、地方への発送を依頼されいる業者や農家の方は顔色が青くなったと申されていました。
しかし、今年は大枝(洛西の北部)は昨年よりはよく出たといわれる。地域により、よい条件の場所が違う。
まさに自然はさまざな結果を我々に出してくる。
天地人の恵み と前回申しましたが、まさに人間にはこの天候は天の自然によるもの。どうしようもないこと。
5月はどこでも祭りが多いのは、日本は古来からこの天候の恵みへの感謝的信仰を大事にしてきたからかもしれない。
天への感謝の儀式が祭りへと転化したものなのだろう。
これから夏へ、そして、来年はいい天の恵みをお願いしたい。祭りもこんな願いを内在しているのだろう。
最近の天候不順はこの願いがとどいてないのかなぁ?
人間だけでなく、きっと天は竹の子にとっても感謝するべき対象なのだろ。
それを証明するかごとく、竹の子は成長して竹になると、天にお辞儀するように頭をさげている。
我々、人間は竹の子や竹に見習うべきかもしれない。
天に感謝。地に感謝。人に感謝。
食を語るものの基本だろう。
私も自分自身にそう言い聞かせる。
莞鳴