たけのこ (筍) 料理の店 京都 うお嘉

〒610-1121 京都市西京区大原野上里北ノ町1262
営業時間 : 11時30分~22時00分(入店は20時まで)
定休日 : 月~木曜日の間で不定休

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たけのこ(筍)にまつわる事柄やうお嘉での日々の出来事を徒然なるままに書き留めていきます。

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春 竹の子を三度味わう

3月6日、啓蟄は地面に地中の虫が顔を出すことを意味する日。

しかし、今年は地中の虫も驚く寒さ。おまけに雪。大雪・・。

でも、春の足音こそはしないが、地中の中では春は少しずつ近づいている。

その証拠に老木の梅がうお嘉の庭先に咲いている。

そういえば、昔、「食通の方は春に3度 京都の竹の子を食する。」と、うお嘉の先代の亭主から聞いたことがある。
           
沈丁花の咲くころの3月、
桜の散るころの4月、
そして、つつじの咲く5月ごろ。
         

竹の子にもそれぞれ呼び名がついている。
           
3月は「はしりの竹の子」であり、
4月はまさに「旬の竹の子」であり、
5月「なごりの竹の子」と呼ばれる。
それぞれ 食べる趣きがちがう。
「はしりの竹の子」は寒い冬の中育ったため、少しかたく、しまっていて4月のものほど甘くはないが、風味があり、滋味がある。
これから春を迎える我々の体にあうのだそうだ。いまどきでいうデドックス効果のようなものなのだろう。
4月はまさに 竹の子のやわらかさも甘味のあり、全てにおいて申し分ない「旬」の竹の子の味わいがある。
うお嘉でも4月のころ、日本全国はおろか、世界の食通が足を運ばれている。
京都の竹の子が一番たくさんとれる時期でもあり、竹の子堀りの風景がみられてうれしい。

5月は「なごりの竹の子」とよばれ、みずみずしい、シャリッとした食感を楽しむという。
名残り惜しいという意味でついた呼び名であるが、
このころの竹の子は1日で1メーター以上伸びるといわれ、その成長に必要な成分が3、4月のもの以上に豊富だ。
「なごり」どころか五月病によい食べものといわれている。
私もそのいわれを科学的に知りたく、大学の研究室にまで押しかけたことがある。
チロシンという成分が5月の竹の子には多く含まれ、このチロシンがタンパク質とあわせてとると、脳内でドーパミンを発生させやすくするという。
ドーパミンは脳内で発生すると興奮したり、やる気がでるとのこと。(←詳しくは脳科学者におききください。)
端的にいうと竹の子とタンパク質をとると「やる気」がでて、五月病にならず、梅雨や熱い夏にそなえることができることができるのだそうだ。
春に3度竹の子を食すことは、次の季節にそなえるために良い習慣のようです。
まさに食通とは「医食同源」を熟知したるものなのですね。
さっそく、私もマネしてみます。
沈丁花が咲いたので、

まずは、はしりの竹の子をGETしに走りました。

自分の体のためにもいただきます。
皆様も竹の子でお体ご自愛くださいませ。

合掌

たけのこ大使(?)莞鳴

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11時30分~22時00分
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