竹の子の旬はいつか?
2015年 03月 14日
春になると竹の子の話題がでる。
そして、竹の子の旬はいつか?という質問が決まってでるのだが、
これが意外とむずかしい。
というのは 竹の子は気温(おもに地温)や天候(おもに雨の量)や日差しの量などによって
毎年違った出かたをする。また、同じ地域でも早い目に竹の子がでるの竹林と遅くでる竹林とあるので、
一概に〇日~〇日が旬ですよといいにくいし、今が旬だという農家もいあれば、いやいやこれからだという農家の方もいらっしゃり、
千差万別なのが竹の子の旬のです。
それにここ京都でいう 竹の子は 主に 孟宗竹の竹の子であり、
その他の種に 破竹(はちく)の竹の子 や 真竹の竹の子などを入れると
冬から夏 そして、秋にでる竹の子もあり、一年中竹の子がでて、旬もそれぞれあるので
なかなかベストアンサーにまで行き着かない。
そこで 質問を限定してみていただくことにする。
京都・大原野の孟宗竹の竹の子で京都独特の土入れしている竹藪で
平均的な例年なみの天候や気温で 平均的な旬の時期は
4月中旬 となる。もちろん、これは数式の方程式のごとく
竹の子の種 ×都道府県×地域×栽培方法×気温×天候・雨量=竹の子の旬
となるであくまでも参考にしてください。
それと一般に食用とされる京都の孟宗竹の竹の子で 3月ごろと4月ごろと5月ごろとでは同じ土地で採れるもので味が微妙にちがってくるのです。
3月は少し 土の香りがつよく ほろ苦みがあり、竹の子らしい滋味な味わいが強いです。
4月は春の息吹をたっぷりと 甘味のある やわらかな 京都独特の味わい
5月は 名残りの竹の子と呼ばれ すくすくとそだった 食感のいい味わいで プラス 栄養価のチロシンが大量に含まれているのです。
また、食べる人によっても 好みの味覚があり、それにあう旬 があるように思います。
主観と客観の違いもあるでしょう。
竹の子の旬 は 自然と人 による が 真の答えなのかもしれません。
人はしらないうちに 自然に線引きをして 数値化したがりますが、自然である竹の子はとても自由にその旬を変えるものなのです。
私は その人が竹の子食べたいときが 旬 だと思います。
昨日 お彼岸を待たずに 竹の子の刺身をいただきました。
美味 !!
竹の子大使(自称) 莞鳴